2009年頃の古文書です
ぼちぼち現状に即して書き直そうかと(2019/07)
Q:どうしても音が出たり出なかったりで・・・ ちょっと練習すると下唇の裏がめっちゃ痛いし・・・息は全然続かないし・・・
A:このサイトの「ボイトレ」を参考に適切な練習を「慌てずに!」進めましょう。
下唇が痛くなるのは佳くないことですね。だって痛いのは嫌じゃないですか!
リードに適切な圧力を加える必要があるわけですが、それを顎の噛む力でやろうとしているからです。
口輪筋全体で包み込むような方法にすれば何十時間吹いても痛くなりません。
もちろん筋肉疲労はしますが。
下唇を単なるクッションにして「挟み込んで」いるから痛くなるのです。
充分に柔軟性を保った筋肉全体で適度な圧力を加えることを目指しましょう。
その際、下の歯はできるだけリードから遠ざけるように心がけましょう。
そうすることで口輪筋は鍛えられます。
瞬発力ではなく、持久力としての力強さを獲得したいところです。
時間がかかることなので慌てずに取り組みましょう。
息が続かない、、、
とにかく沢山を息を吸いましょう。
もっともっともっと吸えるようにトレーニングしましょう。
その息を、喉を絞めたり、顎で噛みしめて楽器への空気の入口を狭めたりすることなく長い時間吐き続けられるようトレーニングしましょう。
マクドナルドのストローを咥えて、息を出し続けるのが佳い練習になります。
それ以上の呼吸のコントロールの話は、そのうちまとめてみますね。
ボイトレのページにも少し書きましたが。
歌を本格的に勉強すると呼吸の勉強には大変よいです。
太極拳、合気道、気功などもよいでしょう。
ただし、空手は独特な喉に負担をかける呼吸法のため、あまりオススメできません。
2つの問題のどちらにも関わる要素があります。
マッピとリード選びが貴方の現状に適しているでしょうか?
開きの狭いマッピ&充分に柔らかいリードを試してみましょう。
咥える、つまり空気が漏れないように唇でマッピを包み込んで、
ただ息を入れさえすれば音が出てしまうくらいに楽ちんなセットにしてみましょう。
とにかく音が出るようにして、どんどん練習を進めるべきです。
楽なセットならば、息が浪費されることもないはずです。
「噛んでしまう」という悪い癖がつくのも防げます。
やがて口輪筋(の力とコントロール)が育ってくれば、開きの大きいマッピと充分な弾力のリードを使って、様々な音の表情付けにトライできるはずです。
最初は「出来ることから」始めましょう。
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