武田和大です。木管吹きです。

☆ 最近、アルトのマウスピースを新調しました ☆

今世紀入ってからずっとセルマーのソロイストを新旧色々使ってました。
それ以前はずっとメイヤーやその類のを使ってました。
たまたま出会ったMPが絶妙に気持ちよく、イイナイイナと思ってたら、
身近な先輩が幾つか貸してくれました。
で、結局、自分用に丁度よいのをオーダーメイドってことに。
 
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匠の技だけでなく芸術家的コダワリのスゴ味を感じる1本。
職人の逸品ではなく芸術品と思えるのは、唯一無二感が半端無いから。
たまたま唯一なのでなくユーザを見据えて狙い定めた唯一なのだ。
作者とは会ってない。
彼の作品の幾つかを試した印象と、僕の音源幾つかを伝えたのみ。
それだけを材料に彼の想像力がこれを作ったのは驚愕に価する。
 
デイヴィッド・サンボーンさん向けモデルをベースに、彼の最新の発想と僕向けのチューンを盛り込んでくれたそうで。
パクっと加えてプっと吹いて、お〜っ!
鳴らし心地軽すぎず、でも発音素速くって僕好みで絶妙なバランス (^^)v

 
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しばらく彼の作った樹脂製(吹き心地軽やか)のを使ってたから、最初は呼気反作用のドッシリに面喰らったが、それも一瞬。
すぐにバランスを取れた。ピアニシモの発音もスムーズ、どんどん息を突っ込んでも天井知らず。
 
リード着け方のちょっとした違い、リガチャーの種類や付け方で音色がどんどん変わる。
音色と響きの可能性の広がりが大きいわけだ。
慣れたら道具立てに頼らず、吹き方でその領域を行き来できるようになるのでしょう。

  
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開きは広いが、薄いリードだとペナンっと弾き飛ばされる感じなので、
少し厚めのでバランス取れるといいみたい。
フェイシングの作りの佳さなのでしょう、
既存のMPと較べて開きの大きさが鳴らしにくさには繋がってないのがその点幸いしてます。
 
使い始めてまだ数週間。
とにかく重たい素材なので可能性は感じるが、その奥行きはまだまだ未知。
これからどんなことができるようになるか愉しみなのです。
 
※SAXZってメーカー、詳細は↓
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 http://www.saxz.co.uk/Home.html

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